「地域家族の提言」「孤立化しないシニアライフのための心得−シーズネットの活動から−」
「人間としての生きる原点を地域に学ぶ」の三章で構成し、これからの人生を豊かに生きるためのエッセンスをふんだんに盛り込みました。
　知的障がいのある人との出会いから福祉の世界に入り、地域ケアに邁進する著者。日ごろから「これからの時代は地域が家族のように支え合う仕組みが必要」と説いていることをまとめ、まさに今の時代に一石を投じる内容となっています。

【主要目次】

第1章…地域家族の提言
1.家族・施設に頼れない時代−核家族と介護の在宅化−
2.家族の孤立化と地域社会のあり方
3.個人社会と地域住民の家族意識
4.共助主体で地域づくり
5.地域家族の提案
6.新たな共同社会に必要な要素
7.地域家族に不可欠な3つの福祉力
8.求められる新たなボランティア
9.人とのつながりがある豊かな地域づくり

第2章…孤立しないシニアライフのための心得−シーズネットの活動から−
1.豊かなセカンドライフに求められるネットワークとは
2.今こそ連帯を！−10年前と10年後−
3.おひとりさま、安心ネット
4.「相談→情報→評価」の仕組み
5.2つの事例に思う
6.趣味の社会化
7.ヨコ型社会のリーダー育成
8.「下り坂人生」の生き方
9.心地よいつき合い方
10.交通アクセス〜新たなまちづくりのために〜
11.孤立社会への挑戦
12.個人情報の開示とシニアの暮らし
13.第3の終の住まい
14.入院をして感じたこと
15.新たな友だちづくりの仕組み
16.シニアライフを意欲的に生きる7つの法則
17.支え合いの3段階
18.延命と生きる目標
19.シニアライフと住み替え
20.介護事業所と地域
21.改めて感じるシニアライフ3つの生き方

第3章…人間としての生きる原点を地域に学ぶ−地域家族のまとめにかえて−
1.進行する「孤立社会」「無縁社会」
2.求められる新しい高齢期の生き方のグランドデザイン
3.余命宣告、そしてうつ
4.人は人とのつながりの中で生きる
5.知的障害がある人との出会い
6.真田町全戸が会員となって誕生した「かりがね学園」
7.かりがねの利用者から学んだこと
8.地域の中の一軒として−地域化への道−
9.人と人とのつながりが無を有にする



●著　岩見太市（NPO法人シーズネット理事長
●発行日　2012年09月28
●A5判／120ページ