東日本大震災直後、宮城県内市町村の社会福祉協議会職員は何を考え、行動してきたのか。
被災地でしかわからないこと。被災地に足を踏み入れてみて初めてわかったこと。
かけがえのない多くの生命を奪われ犠牲になった方々、そして行方不明で未だに身元が分からない方々。
凄まじい人間模様の苦しみや悲しみの涙の中から、希望へと変わりつつある涙。
どれもが地域福祉のありのままの姿そのものであり、地域住民との関わりそのものを、
この復興の半ばにして書き残したのが、この本です。
減災への取り組みと各々の地域での体制づくりへの一助になることを願って。
【目次】
はじめに
「地域福祉から未来へ」
編集委員長 松田彰洋(美里町社会福祉協議会事務局長)
推薦のことば
宮城県社会福祉協議会 会長 三浦俊一
第1部 社協職員のあしあと
小菅寿美(岩沼市社協)/阿部由紀(石巻市社協)/永沼威雄(美里町社協)
佐藤寛子(亘理町社協)/佐々木健哉(名取市社協)/千葉祐輔(利府町社協)
板橋彩子(丸森町社協)/浅野恵美(美里町社協)/大宮勝茂(川崎町社協)
大塚 潮(大郷町社協)/佐藤一繁(栗原市社協)/小山茂雄(色麻町社協)
第2部 社協職員の想い
阿部由紀(石巻市社協)、佐藤寛子(亘理町社協)
インタビューアー:原田正樹(日本福祉大学)
第3部
宮城発 これからの防災・減災・そして地域福祉へ 社協の底力
あとがきにかえて 原田正樹(日本福祉大学)
●監修 原田正樹(日本福祉大学)
●編 「地域福祉から未来へ」編集委員会
●発行日 2012年03月11日
●A5判/128ページ