2019年、現役の訪問介護ヘルパー3人(伊藤みどりさん・佐藤昌子さん、藤原るかさん)が、国を被告として、東京地方裁判所に損害賠償請求訴訟を起こしました。3人は、訴訟の中で、労働基準法違反であるヘルパーの移動・待機・キャンセル費用の支払がほとんど行われず放置されてきたのは国の規制権限の不行使であると主張、国の責任を追及しました。地裁・高裁を経た裁判は、2025年3月12日最高裁が原告の上告を棄却したことでいったん、終わりを告げました。
本書は、ブリコラージュが追ったレポート「ヘルパー裁判傍聴記」に加筆・修正、さらに詳細な資料・取材、関係者の発言を加えてまとめたものです。裁判という場を通して、訪問介護のおもしろさ・深さを現役のヘルパーが自分の言葉で語った本書は、ヘルパーの現在を明らかにするとともに、これからの介護現場への大きなエールになる1冊です。
●著 宮下今日子
●発行日 2025年11月17日
●A5判/136ページ
●発行 ブリコラージュ
●発売 全国コミュニティライフサポートセンター
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販売価格 |
2,750円(税250円)
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711 |