ともに暮らすためのレッスン

「ただいまバランス失調中!」
 ピッコロ流”迷っては反省し、微調整をしてまた前に進む”
 これこそ、時代の最先端!」
(北海道医療大/浦河べてるの家 向谷地生良)

長年にわたり、地域で暮らす障害のある人とその家族を支援してきた著者が、福祉の現場で迷い悩みながら研ぎ澄ませてきたバランス感覚をうかがい知ることができるエッセイ。地域で生きにくい状況を抱えた人たちやその支援者、地域の人たちがよりよい関係を築くために必要な調整力とは?

《主要目次》
第1章 心地よい関係性のバランス
1 ただいまバランス失調中
2 おばちゃんとエキスパートの間にあるバランス感
3 関係性のバランスポイント
4 弱みのバランスが崩れたとき
5 何かに過剰になったなら/追記
6 「がんばる」と「がんばらない」との間にあるもの
7 困らない力と困る力
8 感性と知識のほどよいバランス
9 失敗から学ぶのか、成功から学ぶのか
10 介入ポイントを決める絶妙なバランス
第2章 向き合うための微調整
● 心のバランスをテーマにするわけ
1 自立した支援者の心のバランス
2 バランス調整の奥深さ
3 心のバランス・クールな献身さ
4 お金と心の健康にまつわるバランスの話
5 ピアの力
6 仙台の春/追記
7 相談支援と具体的なサービスの関係
8 フルートモードとピッコロモード
9 バランス悪く理解し合う
10 想いを実現するための時間とケアをする時間
11 井戸の中の主役と大海の脇役/追記
12 困ったときの備えと困らないための備え
13 誰にでもできる福祉・誰にでもできるわけではない福祉
14 家族の目線、本人の目線
● なんでも屋から専門業者へ
第3章 ともに生きるためのレッスン
● ともに生きるためのレッスンとは
1 ともに生きるための練習
2 「見えるもの」と「見えないもの」
3 内側の障害と外側の障害
4 分類はお好き?
● 共生サロンという新しい現場
5 「聴く耳」も鍛える
6 感じよく質問することのススメ
7 コミットメント考(温かい関心)/追記
8 人を傷つけてしまう体験のたいせつさ
9 ネガティブメッセージが質問に変わるとき


●著 安井 愛美 (大友 愛美)
●発行日 2014年02月06日
●四六判/196ページ
販売価格 1,760円(税160円)
型番 509